徳田 實男 物語「スパスムシステム」事業の原動力(有)山和樹脂加工所 代表取締役 徳田 實男
「スパスムシステム」が生まれるまで
その後、成人した徳田は友人とプラスチックを再資源化する工場を作ります。大手企業とも取引をし、会社も安泰順調と思えた矢先、一番の得意先であった企業から急な取引の中止を言い渡されます。窮地に立たされた徳田は、東京都へ相談に行きました。そして、そこで運命の出会いがあったのです。 東京都に相談を持ちかけると、リサイクルや環境問題という感覚を共有できそうだと思ったらしく、そのときの担当者からある人物を紹介されました。その人物とは、新見正氏。水の研究をし、汚水の土壌浄化法を生んだ人です。出会った二人は、すぐに意気投合。そして、土壌を使った汚水浄化法に感動した徳田は、新見氏の研究していることについて勉強を始めました。
猛勉強の末、その仕組みや理論、考え方も全て理解した徳田は、これを事業にしようと動き出しました。現在の環境省をはじめ、各都道府県など、この事業が必要とされるところならどこへでも行き、このすばらしいシステムについて説明。ほとんどのところで、このシステムは高い評価受けました。中でも千葉県からは、認定数が数少ない「放流先がない場合の処理装置の認定(一般)」を(有)山和樹脂加工所として受けることができました。 徳田を動かす「思い」これまでに、「スパスムシステム」を数多く施工してきた徳田。徳田は、この事業はただ生活の糧を得るためだけの仕事ではないと言います。
「このシステムで、最も注目して欲しいところは循環しているということ。スパスムシステムの場合、循環するのは水。しかも、大きな働きをしているのは土壌に棲む小さな生き物たち。自然の力を使い、水資源を循環させていくということが、もっとも重要なことなのです。」
「このシステムを社会に提案することで、これまで自然をないがしろにしてきた私たちが、もう一度そのことについてきちんと考えるためのきっかけになって欲しい、そう思っています。自然に感謝すること、人に感謝すること、そして、こうして私たちがここに生きていることに感謝すること。経済の発展を最優先にし“便利で快適な生活”を求めてきたこれまでの年月をもう一度見直して、“心が幸せなる生活”を手に入れていくような社会を私たちはつくり、子どもたちに残していかなければならないのではないでしょうか。」 「スパスムシステム」は、徳田のこうした思いの下で大きく育ってきました。そして、この事業がこの思いとともに社会の中に根付き、様々な方々と出会うことでさらに成長していくことができれば、そんな幸せなことないと思うのです。 |
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